自毛植毛のリスク危険性警告サイト


 

自毛植毛の失敗例とその対策

 

薄毛ハゲ治療で薬物治療を選択する場合は基本的に失敗ということはありません。
体質などにより薬が「効きずらい」ということはありますが、全く効果が出ないという人はそうはいないでしょう。

 

一方外科的手法を取る自毛植毛治療の場合は少し異なり、下手をすると手術の効果を十分に得られなかったり、傷や痛みが残るなどして身体的負担が続く可能性もあります。

 

患者側としては、手術である以上内臓系など他の手術と同様にこういったリスクは当然はらんでいることを承知していなければなりません。

 

そのリスクと、ハゲ改善という効果を比較検討して、リスクを冒してでも植毛治療を受けるんだと判断した時に治療が施されることになります。

 

今回は自毛植毛の、失敗例、失敗リスクと、そのリスクの低減策について考えてみましょう。

 

リスク1:定着率の低下

自毛植毛は生きた毛根を後頭部などから調達して必要箇所に植え付けるものです。

 

歯牙移植などでもそうですが、神経など生きた細胞を採取して別の個所に植えるという処置は、移植後に細胞が生命活動を続けてくれるかという問題を常にはらんでいます。

 

植毛治療の場合、ドナー毛根を採取してから移植実行までに乾燥や株分け時の物理的ダメージなどでドナーの生命力が低下すると定着率が下がり、せっかく植えた毛根が死んでしまうことがあります。

 

 

このリスクに対処するには、患者側の責任として医師の移植技術や経験数を把握して、必要十分な技量を持っていることを確認すること、そして医師だけでなく、ドナーの採取後に行われる株分け作業に投入するスタッフの人数と熟練度などバックグラウンドでの支援体制を把握することです。

 

スタッフが少ない場合は作業に時間がかかり迅速に移植ができないこともあります。
各クリニックで何人体制で動いているのかを尋ねてみましょう。

 

リスク2:傷跡

手術である以上傷跡の問題も避けて通れません。
傷ができるのは仕方ないとして、それが長期間残ってしまうと大変です。

 

 

このリスクを低減するには、侵襲度が少ない移植法を選べるクリニックを選択しましょう。ドナー採取の方法にFUE法といって、皮膚を切り取らず毛根を個別採取する方式でできるクリニックを選ぶと良いでしょう。

 

FUE法で個別に採取されたドナーは1本1本丁寧に必要箇所に植え付けられます。

 

またFUE法ではドナーの選別を行わない分、迅速に植え付け作業に移行できるので乾燥などで毛根が死んでしまうドナーロスのリスクを減らすことができます。

リスク3:ショックロス

ショックロスとは自毛植毛の手術後に、移植域の周辺の自毛が一時的に抜け落ちる現象です。これは手術の失敗ではなく、一定の割合で起きる副作用のようなものです。約10%の方に発生する可能性があります。

 

ただし心配する必要は無くあくまで一時的なもので、ヘアサイクルでいうところの退行期に移行するために起きる脱毛ですから、また次の成長期に合わせて新しい毛髪が生えてきます。ショックロスの発生原因ははっきりと分かっていませんが、手術の際の刺激や麻酔の作用などが一因と考えられます。

 

 

ショックロスの発生頻度を減らすには、プロペシアなどのAGA治療薬の併用が一定の効果を上げています。これはまた、移植域周辺で進む男性型脱毛症(AGA)による軟毛化を抑制する効果もあるので、ぜひ併用したいものです。

 

治療薬を用いたAGA治療を並行しないと移植域周辺で症状が進みますから、一時的な脱毛であるショックロスと思っていても、実はAGAの進行だった場合はヘアサイクルが乱れていきますので軟毛化が進むという結果になってしまうからです。

 

事故などの怪我を理由としたものではなくAGA治療の一環で植毛を行う場合はぜひ医師に投薬治療との併用を相談して下さい。

リスク4:合併症

 

 

自毛植毛治療を受ける場合、他にも種々の合併症が起きる可能性があります。

 

手術中

  • 不整脈
  • 心臓発作
  • しゃっくりなど

術後

  • 血腫
  • 侵襲部位の感染症
  • 痺れ
  • 知覚過敏
  • 顔面のむくみなど

ただし発生頻度としてはほとんどが1%以下となりますから過度な心配は不要です。
これも頻度は低いですが、麻酔薬に対してアレルギー反応を示す方もおられますので、何らかのアレルギーをお持ちの方は事前に医師に伝えるようにしましょう。

 

自毛植毛の費用について

 

自毛植毛治療はAGA治療において永続的な効果があることから優秀な治療法ですが、その分治療費も安くはありません。

 

外科手術の範疇に入るので、ドナー毛根の採取や移植作業などの技術料がかかる他、使用する医療器具や施術法に伴う治療費がかかります。

 

自由診療のため健康保険などは使えず、自費での治療となります。

 

各クリニックで採用する施術法や使用する医療器具が異なるため、全てのクリニックで同じ料金となるわけではありません。

 

移植する毛根数が多いほど費用が高くなるのは当然ですが、基本的に人体への侵襲が少ない器具や施術法を用いる場合はその分の手間代などで治療費が高くなる傾向にあることも覚えておきましょう。

 

ドナー採取の手段は二つある

 

 

ドナー毛根の採取にメスを使って後頭部から採取する方法をFUT法といいます。
一度に多くの毛根を採取でき、採取の手間も次に説明するFUE法よりも簡単ですので費用は若干安くなります。

 

FUE法というのはドナー採取にメスを使わずパンチといって毛根を個別に採取する方式です。傷跡が少なく侵襲度が低いですが費用は若干高めになります。

 

これら二つのドナー採取法があることを踏まえたうえで、実際の薄毛の範囲ごとに大まかな治療費の目安を考えてみましょう。

 

ごく初期で生え際のラインがやや後退した程度の場合

この程度であれば

  • FUT法の場合は10万円〜20万円
  • FUE法の場合は20万〜30万円ほど

が目安になるでしょう。

初期状態よりも進行し外見でハゲと認識されるくらいの中等度の場合

この程度になると必要毛根数が増えるため、

  • FUT法では40万円〜
  • FUE法では50万円〜

が目安となりそうです。

前頭部から頭頂部付近までに広がった重症の場合

このくらいになると大きな金額になることを覚悟しておいた方が良いでしょう。

  • FUT法でも100万円〜
  • FUE法では120万円〜
後頭部と側頭部以外は全て禿げあがっている状態の場合

後頭部と側頭部は男性ホルモンの悪影響を受けないので薄毛になりにくいのですが、それ以外の部分が全て禿げてしまったという場合はかなり重症です。

  • FUT法、FUE法共に150万円程度

はかかると踏んでおいた方が良いでしょう。

 

植毛治療と合わせて投薬治療も受ける場合

 

 

多くの場合、植毛治療後のAGAの進行により移植箇所が離れ小島のようになってしまうのを防ぐためにプロペシアなどの投薬治療も併用されることになります。

 

当然薬代がかかりますからその場合は薬の代金や処方箋料を上乗せして考える必要があります。

 

植毛(自毛植毛)か?AGA治療か?

 

医療機関による男性型脱毛症AGAの治療が始まって幾年か経ちますが、植毛治療という手段はそれよりも前から歴史があり、少しずつテクニックやメソッドに改良が加えられながら発展してきました。

 

現在のAGA治療における手段はどちらかというと植毛よりは投薬治療が第一選択肢に上げられる傾向にありますが、それは特効薬とも言えるくらいの効果の高い治療薬が開発されているからです。

 

患者側としてはどちらを選ぶべきか迷ってしまうこともあるので、両者を比較して自分に合うのはどちらか、じっくり考えてみましょう。

 

AGA投薬治療の優位性

 

植毛治療に対する投薬治療の優位性は何といっても外科的処置が無いために傷などの侵襲がないことです。
一定期間包帯や帽子で傷を隠す必要もありませんし、痛みどめを飲む必要もありません。

 

またAGAは男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)を原因とする進行性の症状です。DHTの発生を継続して抑止するには外科的処置では不可能であり、ここに薬物治療の有効性を見ることができます。

 

薬を飲み続ければDHTの悪影響を排し、AGAの進行を将来に向かって止めることができるのです。これに加えてミノキシジルなどの発毛成分を用いて積極的な攻めの発毛につなげます。

自毛植毛治療の優位性

 

投薬治療に対する自毛植毛治療の優位性は、移植が成功し毛根が上手く定着すれば、それ以後はメンテナンス不要で永続的に自分の髪の毛が生えてくるということでしょう。

 

薬物治療は飲み続けなければ再び軟毛化が進行しますが、自毛植毛の場合は後頭部などからDHTの影響を受けない毛根を調達してくるので、薬に頼らずともDHTの影響を受けずに済みます。

 

「一生クスリに縛られ続ける人生はイヤだ」という気持ちが強い人は植毛治療を検討することになるでしょう。

 

客観的な指針もある

 

日本皮膚科学会というところがAGA治療に用いる治療法を検討し評価しています。

 

Aランクは投薬治療

これによると、AGA治療においては投薬治療が「強く勧められる」Aランクに位置づけられています。

 

 

これはAGAによく効くフィナステリドとミノキシジルの効果に対しての評価です。

 

自毛植毛はBランク

一方自毛植毛はAランクに続くBの評価を得ています。
Bは「行うよう勧められる」という位置づけです。
学会としては侵襲を伴う植毛治療よりはとりあえず投薬治療を上にしたというところでしょうか。

 

患者側としては効果の永続性を得られるが侵襲がある植毛と、侵襲はないが飲み続けなければならない投薬とを比較衡量して考えることになります。

 

自毛植毛とは

難治症状と言われたハゲ薄毛、とりわけ男性型脱毛症AGAは近年の治療薬や治療法の開発によって病院での治療が可能になり、多くの薄毛患者さんが改善を実感されていますね。

 

一般病院の皮膚科などでは選択肢が無くプロぺシアの単体投与しかなされない状況にありますが、AGA治療に力を入れた専門クリニックでは薬の種類や施術法なども豊富です。

 

複数の専用治療薬を用いた投薬治療の他、成長因子などを直接頭皮に注入するメソセラピーといった先端治療も用意されています。

 

さて一方で古くから提供されてきた治療法に植毛という方法がありますが、こちらも旧来のままではなくその道の専門家達によって技術が進化しています。

 

植毛の主流は自毛植毛

 

 

植毛治療には人工毛植毛と自毛植毛がありますが、現在の主流は自毛植毛となっています。

 

人工毛を使った場合、メリットもあるにはあるのですが、それよりも安全性の問題などデメリットの方が大きくあまり採用されません。

 

自毛植毛はその名の通り自分の髪の毛を必要な個所に移植することになりますが、移植するのに用いるドナー毛根は主に後頭部、場合によっては側頭部から採取します。

 

後頭部と側頭部は男性ホルモンの影響を受けにくい箇所の為、移植後も脱毛信号を発するジヒドロテストステロン(DHT)の影響を受けずに済むからです。

 

例えば頭頂部の薄毛部分に移植した場合、うまく定着すれば以後はDHTの影響を受けず、半永久的に自分の髪の毛が生えてくるということになります。

 

薄毛治療に自毛植毛を採用する方の多くはこの「永続的な解決手段」であるという点に重きを置いて治療の決意をするようです。

 

投薬治療では薬を飲み続けないとまた薄毛が進行してしまいますが、ハゲ薄毛の悩みと永久におさらばできるというスッキリ感が大きなメリットとして映るからです。

 

デメリットもある

 

メリットだけでなく自毛植毛にもデメリットはあります。

 

植毛治療は投薬とは違い手術の部類に入る治療法です。
従って体への一定の侵襲があるため少しの間傷跡が残ったり、痛みの発生も覚悟しなければなりません。

 

痛みの方は施術中も施術後も麻酔や痛みどめを用いて手当はしてもらえますが、ドナー毛根を採取した箇所には数日間は傷跡が残るため、傷隠しなどの工夫が必要になります。

 

ドナーの採取方法により傷の軽減がはかられることもありますので、費用の面も含めて担当医とよく相談する必要があります。


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